“ひこくにぶく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
日子國夫玖50.0%
彦国葺50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こは山代の國なる我が庶兄まませ建波邇安たけはにやすの王の、きたなき心を起せるしるしならむ。伯父、軍を興して、行かさね」とのりたまひて、丸邇わにおみの祖、日子國夫玖ひこくにぶくの命を副へて、遣す時に
(今は伊豆美といふ。)ここに日子國夫玖ひこくにぶくの命、「其方そなたの人まづ忌矢いはひやを放て」と乞ひいひき。ここにその建波邇安の王射つれどもえ中てず。ここに國夫玖くにぶくの命の放つ矢は、建波邇安の王を射てころしき。
『日本紀』五に彦国葺ひこくにぶく武埴安彦たけはにやすびこを射殺した時、賊軍怖れ走ってくそはかまより漏らしよろいを脱いで逃げたから、甲を脱いだ処を伽和羅かわらといい、屎一件の処を屎褌くそばかまという。