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ねんぼく
ふりがな文庫
“ねんぼく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
粘墨
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
粘墨
(逆引き)
一
艘
(
そう
)
の小舟を見つけだすとともに、それへ飛び乗って
櫓
(
ろ
)
をおっとり、
粘墨
(
ねんぼく
)
のように黒い
志賀
(
しが
)
ノ
浦
(
うら
)
の
波
(
なみ
)
を切って、いずこともなく
逃
(
に
)
げのびてしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お久良が
陸
(
おか
)
へおりると同時に、船は天神岸を離れて
粘墨
(
ねんぼく
)
のような黒い川波へゆるぎ出した。二百石船といえば十四
反帆
(
たんぽ
)
、
苫数
(
とますう
)
八十四枚、
水夫
(
かこ
)
十六人、飲み水十五石積だ。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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