“なむさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
南無三100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
如何なる事と心驚きながら父は倉皇そうこう出で行きたるに、南無三なむさん内の客人が御国法を犯し外国船に乗り込まんとして成らず自首したりとの事にて
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
わたしは、そろそろこしを落して、足音に向って身構えた。……男の姿が現われた。……南無三なむさん! それはわたしの父だった。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
南無三なむさんわなにてありけるか。おぞくもられし口惜くちおしさよ。さばれ人間ひとの来らぬ間に、のがるるまでは逃れて見ん」ト。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)