“としくれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
年暮50.0%
歳暮50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明けて二歳になったばかりの牛若うしわかである。たださえかんのつよい子なのに、年暮としくれの戦から夜も易々やすやす寝たことはなく、食物たべものも喰べたり喰べなかったりなので、母乳ちちはすっかり出なくなっていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのお喜びにお歳暮としくれのとりやりも立消えとなりしその代はり、おしめの詮索、玩具の買ひ入れ、御余念もなきその内に、年も明けお枕直しも済みて、奥様は従前の通り御出勤。
今様夫婦気質 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)