年暮としくれ)” の例文
明けて二歳になったばかりの牛若うしわかである。たださえかんのつよい子なのに、年暮としくれの戦から夜も易々やすやす寝たことはなく、食物たべものも喰べたり喰べなかったりなので、母乳ちちはすっかり出なくなっていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)