“ねんぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
年暮66.7%
年母33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「時やいま非常、中国の興亡この際にかかる。年暮ねんぼの辞儀を廃さん。歳首さいしゅの祝礼も、敢えて努むには及ばず。それただ敵に尺地せきち寸土もはずかしむるなかれ——」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よろこびが重なったので、家中がひとしお春めいた。例年よりは見事な年暮ねんぼの下され物が、奉公人を欣ばした。五日の晩になって、年頭の客も絶えたので、奉公人一統に祝い酒を許されたのであった。
仇討三態 (新字新仮名) / 菊池寛(著)