“でがいちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
出開帳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
権現様の出開帳でがいちょうに、お寺の門によたれている、いざりほどにも思わねえか、平気で、私かいッてそばへ来るだ。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
下町のまといは大概あつまって、ずっと大伝馬町から油町通りに列をひいて揃って梯子はしご乗りをする。それよりも大丸の年中行事は、諸国から出開帳でがいちょうの諸仏、諸神のお小休みだ。
意休が髯を持込んだって気に向かなけりゃお断り申すんだぜ、はゞかんながらこの稲荷はな、寄席へ出開帳でがいちょうはしねえんだ、あばよ、一昨日おととい来い、とフイと通過ぎたことがあるから
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)