“つんぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
87.1%
聾者7.8%
聾耳1.7%
耳聾0.9%
0.9%
聾唖0.9%
金聾0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何事にか夢中になって、それでおのれの背後に人の来り彳むことを忘れたのではありません。本来、この少年はつんぼで、そうしておしです。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
お……お……お勢、あれ程呼ぶのがお前には聞えなかッたかエ、聾者つんぼじゃアあるまいし、しとが呼んだら好加減に返事を
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
初めから耳が悪いと思い込む奴もあるまいさ。中耳炎ちゅうじえんでもやったのなら兎に角。しかし驚いたよ。聾耳つんぼとは気が利かない。然うとも知らず、『おい、もっとハッキリ言え』なんて電話で人を
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
是は暫時耳聾つんぼになる譯でも何でも無い。耳に在つて聲を聞く所以のものが一寸不在るすになつて居るからなのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「そんなをとりでもなきや、八五郎やつんぼの幸吉が、毎日神妙な顏をして、しびれをきらしに通ふものか」
或者は聾唖つんぼであつたが、信仰によつておふしが癒つたから、その信仰の宣伝に廻つて居るから金をくれと云うてくる。
やつて居るお今婆さんは、恐ろしい金聾つんぼで、鼻の先へ雷鳴が落ちても聽えない人です。そのくせ大の寢坊だから、逢引の番人には持つて來いでせう