“つじつま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
辻褄94.7%
辻棲3.2%
辻妻2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私たちが同室したことに対する釈明については、少しでも辻褄つじつまが合うことならどんなことでも、あなたの申し出をお引受けしましょう。
審判 (新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)
「私は島津の家内ですが」と宿の人に——「実は見付からないようにおなじ汽車で、あとをつけて来たんです。」辻棲つじつまはちっとあわないかも存じませんが、そう云いましたの。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その意味いみつながらぬ、辻妻つじつまわぬはなしは、所詮しょせんふでにすることは出来できぬのであるが、かれところつまんでえば、人間にんげん卑劣ひれつなること、圧制あっせいりて正義せいぎ蹂躙じゅうりんされていること
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)