“だいかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大海88.9%
大戒5.6%
大甲斐5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山河月色さんかげっしょく、昔のままである。昔の知人の幾人いくたりかはこの墓地に眠っている。豊吉はこの時つくづくわが生涯の流れももはや限りなき大海だいかい近く流れ来たのを感じた。
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「ほ……なおたずねである。おのおのにも、よろこんで、大戒だいかいの席に列していただきたいということが、酒にでも、酔うているように聞えますか」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
唯識論ゆいしきろんとか、百法問答しょうとかいう難解なものすら、十二歳のころに上げてしまったし、十五歳の時には、明禅法印めいぜんほういんから、密法みっぽう秘奥ひおうをうけて、かつて、慈円僧正が大戒だいかいを授けた破例を
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——ただ大甲斐だいかい隠岐おきぞにごれる」
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)