“たんしょうとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
探照灯88.2%
探照燈11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしが進めば進んだだけわたくしの身に持つ探照灯たんしょうとうで照らし出すように、ほゞ一町四方の間の町も灯も人も、嵐の前の花野化されて行きます。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
和島丸は位置を知らせるためどの窓も明るく点灯せられ、ほばしらには小型ではあるが、探照灯たんしょうとうが点じられ、船前方の海面を明るくらしつけた。
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
時々西の方で、ある一処雲がうすれて、探照燈たんしょうとうの光めいた生白なまじろい一道のあかりななめに落ちて来て、深い深いいどの底でも照す様に、彼等と其足下の芝生しばふだけ明るくする。彼等ははっと驚惶おどろきの眼を見合わす。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
千ちゃんがカモシカ号から探照燈たんしょうとうをあびせかけていてくれるのだった。
宇宙の迷子 (新字新仮名) / 海野十三(著)