“探照灯”の読み方と例文
旧字:探照燈
読み方割合
たんしょうとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも、その音が、またたくまにヘクザ館の上空へちかづいてきたかと思うと、やがて、さっと上から探照灯たんしょうとうの光が降ってきた。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
中村係長のきてんで、もよりの消防署に電話がかけられ、一台の消防自動車が、小型の探照灯たんしょうとうまで用意してやって来たのです。
青銅の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
わたくしが進めば進んだだけわたくしの身に持つ探照灯たんしょうとうで照らし出すように、ほゞ一町四方の間の町も灯も人も、嵐の前の花野化されて行きます。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)