“たけづつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
竹筒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さあそれからできましたこと、できましたこと、竹筒たけづつ半鐘独楽はんしょうごまをはじめとしまして、独楽鍛冶ごまかじもたくさんできました。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鼬の町井さんはやがて紅白の梅を二枝げて帰って来た。白い方を蔵沢ぞうたくの竹のの前にして、あかい方は太い竹筒たけづつの中に投げ込んだなり、袋戸ふくろどの上に置いた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
冬は釜底かまぞこぼう阿弥陀あみだにかぶり、焦茶こげちゃ毛糸の襟巻、中には樺色のあらい毛糸の手袋をして、雨天には簑笠姿みのかさすがたで、車の心棒に油を入れた竹筒たけづつをぶらさげ、空の肥桶の上に、馬鈴薯じゃがいも甘薯さつまいもの二籠三籠
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)