“そうこしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
操觚者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これには立志伝中の人物、一代の師表しひょうたる先生の御一文を是非々々仰ぎ上げたいのでございます。方今ほうこん世道せどうおとろえ、思想月にすさみ、我等操觚者そうこしゃの黙視するに忍びないものが多々ございます、云々うんぬん
ガラマサどん (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
操觚者そうこしゃも出版者も新聞雑誌社も硯友社にらざれば文壇の仕事は何一つ出来ないような形勢となった。
三田出身の操觚者そうこしゃ中松本水上の二子最も喜ぶ可し。余の二子を喜ぶ所以は専らその為人ひととなりに在り。三田社中才子多し文を作るに巧なるものを求めなば何ぞ二子のみを俟つに及ばんや。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)