“せきち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尺地80.0%
石地20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わけて、九郎判官が、天下てんかに身をれる尺地せきちもなくなった後も、労苦を共にして、連れ歩いている麗人とは、いったいどんな女性かと、武者輩むしゃばらは、眼をぎたてて、まわりに立った。
日本名婦伝:静御前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「われわれが参ったからには、これから先、尺地せきちも敵に踏みこませることではない」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして中国名は石蒜せきさんであって、その葉がニンニクの葉のようであり、同国では石地せきちに生じているので、それで右のように石蒜せきさんといわれている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)