“じんだいふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
甚太夫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きゝ何樣なにさま御道理の御尋ねなり彼女の身元は當國木綿島もめんじま村の生れにて甚太夫じんだいふと云者の娘なればさとへ渡りを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
木綿島村の甚太夫じんだいふといふ百姓にても家柄いへがらの者の娘なりしが年貢ねんぐ未進みしんに付據ころなく常磐屋へつとめ奉公に出して未だもなきにかれうんつよくして此方の旦那樣に受出され勤めの月日もなき故外の遊女とは大にちがひ人品ひとがらもよしと申に付少しは安心なし居たるに何樣文藏は申に及ばずしうとめにもよくつかへ奉公人迄行渡ゆきわたりの能ければ母のおもせは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)