“じょうはり”の漢字の書き方と例文
語句割合
浄玻璃100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
路地も壁も突抜けてそれッきり、どんぶり大川へでも落っこちたら、そこでぼんやり目を開けて一番地獄の浄玻璃じょうはりで、うぬつらを見てくれましょうと思ったくらいでした。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
池の形は八葉蓮華はちようれんげの花の開いたごとく八咫やたの鏡のうねうねとうねって居るがごとく、そうして湖中の水は澄み返って空の碧々へきへきたる色と相映じ全く浄玻璃じょうはりのごとき光を放って居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
その様子をみていると、本当に切なさそうで、全く、地獄で、娑婆しゃばの罪人をごうはかりにかけ、浄玻璃じょうはりの鏡にひきむけて、閻魔えんま大王の家来達が、折檻せっかんしているようにしかみえなかった。