“浄玻璃”のいろいろな読み方と例文
旧字:淨玻璃
読み方割合
じょうはり93.3%
じやうはり6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逃がすまいとしていたようだけれど、今日のお酒はちっとばかり、悪い薬がまじったとは、さすがにその浄玻璃じょうはりの目玉でも見えなかったとみえる
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さりげない夫人の言葉にも、浄玻璃じょうはりの鏡をさしむけられたようにすべてを知っていられるのではないかと不安だった……。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ちよいとちいさいシヤツポをかぶり、洋服で歩いてますから知れませんよ。岩「あの浄玻璃じやうはりの鏡にごふ権衡はかりうしました。 ...
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
ごふ権衡はかりは公園にお茶屋ちやゝりまして、其処そこ据付すゑつけてりますが、みなさんがぼく地獄ぢごくてから体量えたなどゝつてよろこんでります、浄玻璃じやうはりの鏡は、ストウブをきますうへかざつてあります
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)