“じょうぐうたいし”の漢字の書き方と例文
語句割合
上宮太子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等が随喜渇仰ずいきかつごうしたほとけは、円光のある黒人こくじんではありません。優しい威厳いげんに充ち満ちた上宮太子じょうぐうたいしなどの兄弟です。——が、そんな事を長々と御話しするのは、御約束の通りやめにしましょう。
神神の微笑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「おお、これがおれの道楽かな。その子の出生は午前しょう六時、好い時刻だ。それに三月十五日、明治八年か。それで事はすっかり明白になった。いや、維新変革の後八年。ちょっと待てよ。それでは上宮太子じょうぐうたいし御生誕後幾年になる。」
上宮太子じょうぐうたいしの文化が凝ってこの像となったとすれば、上宮太子はまた我が国最初の偉人でなくてはならない。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)