“しろねり”の漢字の書き方と例文
語句割合
白練100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愛嬌あいきょうのある男だそうで、その時は紺の越後縮えちごちぢみ帷子かたびらに、下へは白練しろねり単衣ひとへを着ていたと申しますが、とんと先生のお書きになるものの中へでも出て来そうじゃございませんか。
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
緩流清澈せいてつ宛然えんぜん一匹ノ白練しろねりナリ。ケダシソノ大蛇トイヒ絹トイフハ水勢ニ由テ名ヲ得タルナリ。氏家駅ニ飯ス。三里余ニシテ喜連川ノ駅ニ宿ス。夜ニ入ツテ従者皆眠ニ就ク。余独リネズ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
老尼のほうは、白練しろねりの絹の頭巾をかぶり、これも竹箒を手にして
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)