“しこうひん”の漢字の書き方と例文
語句割合
嗜好品100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
湯水の他の飮料ゐんれうとは如何なるものなりしや。鳥獸魚介てうぢうぎよかいの煑汁も其一ならん。草根木實そうこんもくじつよりりたる澱粉でんふんたるものも其一ならん。或はさけたる嗜好品しこうひん有りしやも知る可からず。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
光線を奪えば光線、空気を奪えば空気を、活動、音声、嗜好品しこうひん、それらは、それが奪われるまでは第二義的であっても、奪われると同時に、それは一切第一義的な欲望に変わるのだ。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
「なにしろいまはきみ、さけにしんが高級嗜好品しこうひんになっちまった時代だからね」
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)