“さんぼんぐわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
三本鍬100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けらを着た百姓ひゃくしょうたちが、山刀なた三本鍬さんぼんぐわ唐鍬とうぐわや、すべて山と野原の武器をかたくからだにしばりつけて、東のかどばった燧石ひうちいしの山をえて、のっしのっしと
狼森と笊森、盗森 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
虔十のおっかさんはきらきらの三本鍬さんぼんぐわを動かすのをやめてじっと虔十の顔を見て云いました。
虔十公園林 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
みんなは、今年も野原を起して、畠をひろげていましたので、その朝も仕事に出ようとして農具をさがしますと、どこのうちにも山刀なた三本鍬さんぼんぐわ唐鍬とうぐわも一つもありませんでした。
狼森と笊森、盗森 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)