“さんだつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
簒奪76.5%
纂奪17.6%
先達5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
永楽の時、史に曲筆多し、今いずくにかそのじつを知るを得ん。永楽簒奪さんだつして功を成す、しか聡明そうめい剛毅ごうきまつりごとす甚だ精、補佐ほさまた賢良多し。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
自分は袁紹えんしょう、劉表を討平とうへいし、身は宰相の重きにあるといえ、或いは疑いを抱いて、曹操も天下を纂奪さんだつする野心があるのでないかなどという者があるかもしれぬが、われ少年の日
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
亥「それで豊島町の八右衞門はちえもんさんが一人の親だから立派にしろというので、組合くみえいの者がみんな供に立って、富士講ふじこう先達さんだつだの木魚講もくぎょこうだのが出るという騒ぎで、寺を借りて坊主が十二人出るような訳で」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)