“さつばつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
殺伐100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時宿主らの連れて居る猟犬は兎狩うさぎがりに行って兎を喰殺して帰って来るという始末しまつで大変に殺伐さつばつな光景が現われて来た。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
お姫様と力を合わせ殺伐さつばつであったこのお城を祈祷十字架きとうクルス聖灯の光で隈々隅々くまぐますみずみまで輝いている教団と一変させました。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それから荒井城内あらいじょうないの十幾年いくねん武家生活ぶけせいかつ……随分ずいぶんたのしかったおも種子たねもないではございませぬが、なにもうしてもそのころ殺伐さつばつ空気くうきみなぎった戦国時代せんごくじだい