“ごご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
午後78.4%
午后12.2%
伍々5.4%
五五1.4%
悟後1.4%
興居1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
急信きふしんは××ねん××ぐわつ××にち午後ごごとゞいたので、民子たみこあをくなつてつと、不斷着ふだんぎ繻子しゆすおび引緊ひきしめて、つか/\と玄關げんくわんへ。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
きょうは午后ごごから鵞口瘡がこうそう疫の事について。組合本部の役員会があるはずなれど差支さしつかえる事があって往をやめた
牛舎の日記 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
参々伍々ごごうずくまって昼食をしたため、中には女だてらに酔って浮かれている者もあった。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
邪魔ならまたると云ふと、帰らんでもいゝ、もう今朝けさから五五ごご、二円五十銭丈かせいだからと云ふ挨拶であつた。やがて鉢巻はちまきはづして、はなしはじめた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
悟後ごごの修業とも、百尺竿頭一歩を進むとも言いまして、人生これからが大いに他人のために働くべきときであります。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
三津の生簀いけすで居士と碧梧桐君と三人で飯を食うた。その時居士は鉢の水に浮かせてあった興居ごご島の桃のむいたのをつまみ出しては食い食いした。その帰りであった。空には月があった。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)