“こゝろぼせ”の漢字の書き方と例文
語句割合
心細100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わし戸頭まで送るばいと思ったに…どうもれいりません…形見……形見なんて心細こゝろぼせえこといわずにの、あんたも惣吉さんも達者でけえって
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何程なんぼ心細こゝろぼせえかわかんねえもんですよ、もつともこれ、ものせえあんだからうしてられんな難有ありがてやうなもんぢやあるが、そんでも四斗樽とだるふてたがところむぐつたとき
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
今おめえに行かれてしまうと心細こゝろぼせえばかりでなく、跡が仕様がえだ、惣吉は年イ行かなえで、惣次郎のなえのちはおめえが何ももしてくれたから任して置いて
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
斯うやって年イって煩らうとねえ心細こゝろぼせえが、定命より十五年も生延びてるから、何時死んでもいようなものゝ、若しもの事があって死に目に逢わねえと忰があとで愚痴イ出ようかとおめえますのさ