“こわく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蠱惑90.7%
狐惑3.5%
蟲惑2.3%
可怕1.2%
小籰1.2%
蠢惑1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
会衆は蠱惑こわくされてれていた。底の底から清められ深められたクララの心は、露ばかりの愛のあらわれにも嵐のように感動した。
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
七島にはきつねがおらぬから、狐惑こわくや狐きの話はない。その代わりに大島ではいたちにだまさるると申しておる。また、八丈では山猫にだまさるるとの説がある。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
何という悪戯的な蟲惑こわくと手練手管の小妖婦が、この万人の権利クレイムする「私の巴里モン・パリ」であろう!
『サア言え! 聞いたらきいたと言え! かくすかお前は』と僕の顔をにらみつけましたから、僕も益々可怕こわくなり
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
鰻賣が教へてくれた道を來たら雜木の間で低い草葺のたつた一軒家へ出た。縁先では白い手拭をかぶつた娘が一人で絲を小籰こわくに掛けて居る。
鉛筆日抄 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そして、絶えずその神秘の中に分けて入ってゆくような蠢惑こわくを感じていて、その一片でも征服するごとに、いつも勝ち誇ったような、気持になるのが常であった。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)