“こうつう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
交通71.4%
行通28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
既に交通こうつうみちひらけ居たりとすれば、異部落相互の間にも往來わうらいりしと考ふるを得べし。此事の確証かくせう遺物中ゐぶつちうより發見さるるなり。一例を擧げんか。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
そういって、うまちかづきました。馬子まごは、同情者どうじょうしゃがあらわれると、交通こうつう妨害ぼうがいとなって、しかられるのをおそれたけれど、いくぶんか大胆だいたんになりました。
道の上で見た話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ところが途中洪水のため沿岸の道路は崩壊されて、山路を十八町程余計に歩るかなければならぬ処へ出た。目下修築最中で旧道は行通こうつう遮断と来た。十八町を回るのは厄介である。
平家の落武者がこの里に隠れ住む事としひさしく、全く他郷との行通こうつうを絶って、桃源武陵の生活をしていたのだけれど、たまたま三面川にわんを流したのから、下流の里人に発見されたという
壁の眼の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)