“けいるゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
繋累60.0%
係累40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禅家の大徳の臨終が立派であると云ふのは何よりも繋累（けいるゐ）の無いと云ふ事が根柢になつては居ないでせうか。
産褥の記 (新字旧仮名) ／ 与謝野晶子(著)
仁三郎は全くの一人者で、金も係累（けいるゐ）も、人に怨を買ふ覺（おぼ）えもなく、その上、賽錢（さいせん）箱が無事で、取られた物といつては、拜殿の鈴（すゞ）だけ。
銭形平次捕物控：008 鈴を慕う女 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
高木銀次郎、武家には相違ありませんが、お主も係累（けいるゐ）もない、天涯孤獨の浪人。
銭形平次捕物控：027 幻の民五郎 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)