“ぎわく”の漢字の書き方と例文
語句割合
疑惑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この奇竜丸の救援におもむいた官憲は、はからずも、この船の構造や、乗組員の様子に疑惑ぎわくを持ち、厳重に取調べた結果、この船こそ怪賊烏啼天駆うていてんくの持ち船だと分り
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
万物の霊長たるしかも女にすぐれたる男子に応用するは、一見男子を侮辱ぶじょくせるかの疑惑ぎわくうながすが、おそらく動物としても優勝なるものの資格を嘆美するために用いた言葉ではあるまいか。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
しかし、すぐにクルミさんの頭の中には、ムラムラとひとつの疑惑ぎわくが持上った。
香水紳士 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)