“ぎおんしょうじゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
祇園精舎93.3%
祇洹精舎6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さあ……。祇園精舎ぎおんしょうじゃ初語しょがたりもよし、小督こごう忠度ただのり都落ち、宇治川、敦盛あつもり、扇ノ与一。どれも嫌いなものはないの」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ようやくゆるされて祇園精舎ぎおんしょうじゃに至り、舎利弗の呪願を羨み習うたばかりに重ね重ねの憂き目を見たと語り、仏その因縁を説くのだが余り長くなるから中止としよう。
ただ願わくは父母我に出家をゆるせと望み、父母放たざるを引き放ちて祇洹精舎ぎおんしょうじゃに詣り出家したそうじゃ、竜女が殺さるるところを救うたのも、竜宮へ迎えて珍饌で饗応されたのも