“きっこうまん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
亀甲万80.0%
亀甲萬20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山椒昆布さんしょこんぶを煮る香いで、思い切り上等の昆布を五分四角ぐらいの大きさに細切りして山椒の実と一緒になべにいれ、亀甲万きっこうまん濃口こいくち醤油をふんだんに使って、松炭まつずみのとろ火でとろとろ二昼夜煮つめると
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
千葉県下下総国しもふさのくに野田宿のだのしゅくなる太田屋おおたやという宿屋へ泊り合せて、図らずも橋本幸三郎が奧木佐十郎と云う前申上げました足利江川村の機織屋はたやが、孫の布卷吉を連れて亀甲万きっこうまんという醤油問屋しょうゆどいやへ参るに出会い
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
下総しもうさの名物は成田の不動、佐倉宗五郎、野田の亀甲萬きっこうまん(醤油)。(五月十三日)
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)