“かほだて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
顔立60.0%
顏立20.0%
顔容20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美しい顔立かほだてではないけれど、愛嬌に富んで、色が白く、漆の様な髪の生際はえぎはの揃つた具合に、得も言へぬなまめかしさが見える。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
約束やくそくなればたう柳屋やなぎや顏立かほだてまゐつたまで、と、しりごみすること一方ひとかたならず。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
化粧けはつてはゐないが、さらでだに七難隠す色白に、長い睫毛まつげと格好のよい鼻、よく整つた顔容かほだてで、二十二といふ齢よりは、が目にも二つかつは若い。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)