“かとりほずま”の漢字の書き方と例文
語句割合
香取秀真100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
写生文の三つであった事は前回にべた通りであったが、その他居士は香取秀真かとりほずま君の鋳物いものを見てから盛にその方面の研究を試み始めたり
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
香取秀真かとりほずま氏の歌に「魂祭すぎにけるかも里川に瓜の馬流る蓮の葉流る」というのがあったかと記憶する。生霊のために役目を果した瓜の馬をんだものは、必ずしも少くない。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
その主なる者では、伊藤左千夫氏、森田義郎氏、香取秀真かとりほずま氏、蕨真一郎氏、長塚節氏、岡ふもと氏等である。また赤木格堂かくどう氏と五百木良三氏とは俳句の外この和歌仲間へも這入った。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
香取秀真かとりほずま氏の古い歌に「おしいれの猫の産屋うぶやに雨もりて夜たゞ親鳴く子を守りがてに」
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
山車だし引くと花笠つけし玉垂のくわ少女の頬忘らえね」という香取秀真かとりほずま氏の歌は、山車を引く花笠であり、くわし少女の丹の頬であるから、更に美しいけれども、朱拙の句も祭の句だけに
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)