“かじばし”の漢字の書き方と例文
語句割合
鍛冶橋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は鍛冶橋かじばしを渡って丸の内へ這入はいる時、いつでも東京府庁の前側にひろがっている閑地を眺めやるのである。
鍛冶橋かじばし内の吉良きらの邸で、不機嫌な顔を据えた上野介の前に、扇箱が一つ、ちょこなんと置いてあった。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
るとき私が鍛冶橋かじばしそとの金物屋にいっ台火斗だいじゅうのうかって、価が十二もんめと云うその時、どう云うけだか供の者に銭を持たせて、十二匁なればおよそ一貫二、三百文になるから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)