“かくいし”の漢字の書き方と例文
語句割合
角石100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヒョッとその角石かくいしの上に乗るとその荷の重みと共に足を踏み付けるものですから、要らない所に足をすべらしてまた怪我けがをすることもある。履が破れた上にも破れてしまったです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
一段登ってたたずむとき何となく愉快だ。それだから二段登る。二段目に詩が作りたくなる。黙然もくねんとして、吾影を見る。角石かくいしさえぎられて三段に切れているのは妙だ。妙だからまた登る。仰いで天を望む。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)