“かうじむろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
麹室100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
氣づかひはないが、たゞ何時までも何時までも同じやうにたゞつてゐたかつたのである。麹室かうじむろのなかによく弄んだ骨牌カルタの女王のなつかしさはいふまでもない。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
そこは白い凝灰岩をきり開いた室でたしか四十坪はあると署長は見てとった。奥の方には二十石入の酒樽が十五本ばかりずらっとならび横には麹室かうじむろらしい別の室さへあったのだ。
税務署長の冒険 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
麹室かうじむろに玉葱のせるやうな強い刺戟しげきだつたと思ふ。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
麹室かうじむろの長い冬のむしあつさ
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)