“おもいと”の漢字の書き方と例文
語句割合
思止100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
艶子は最早もはや怒れる女王のお芝居を続けている訳には行かなかった。とうとう悲鳴を上げた。だが、それは西村を思止おもいとまらせる程、高い声ではなかった。
イヤ思止おもいとまらぬと威張いばる、ヤレ止まれ、イヤ止まらぬと、今度は老人を相手に大議論を始めて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
何でも私の処で普請をしために、新銭座しんせんざ辺は余程立退きがすくなかった。彼処あすこの内で普請をする位だから戦争にならぬであろう、マア引越ひきこしを見合せようといっ思止おもいとまった者も大分だいぶあったようだ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)