“おっかね”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
恐怖	71.4%
可恐	14.3%
怖	14.3%

恐怖

それとも半纏着（はんてんぎ）は看板に障るから上げねえ、とでも吐（ぬ）かして見ろ。河岸から鯨を背負（しょ）って来て、汝（てめえ）ン許（とこ）で泳がせるぞ、浜町界隈（かいわい）洪水だ。地震より恐怖（おっかね）え、屋体骨（やていぼね）は浮上るぜ。

婦系図 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

可恐

「幽霊も大袈裟だがよ、悪く、蜻蛉に祟（たた）られると、瘧（おこり）を病むというから可恐（おっかね）えです。縄をかけたら、また祟って出やしねえかな。」

縷紅新草 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

怖

中々お侍（さむらえ）さんの娘だけに怖（おっかね）えように、凛々（りゝ）しい人だよ

菊模様皿山奇談 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)