“えんゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
円融18.8%
円遊18.8%
園囿12.5%
奄有6.3%
宴游6.3%
宴遊6.3%
掩有6.3%
燕遊6.3%
猨狖6.3%
讌遊6.3%
遠猷6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今度校刻すべき書は、円融えんゆう天皇の天元てんげん五年に、丹波康頼たんばやすよりが撰んだという『医心方いしんほう』である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
円遊えんゆうもうまい。しかし小さんとは趣が違っている。円遊のふんした太鼓持たいこもちは、太鼓持になった円遊だからおもしろいので、小さんのやる太鼓持は、小さんを離れた太鼓持だからおもしろい。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
淮南子えなんじ』またいう、〈鶏はまさにけんとするを知り、鶴は夜半を知る、その鳴高亮こうりょう、八、九里に聞ゆ、雌は声やや下る、今呉人園囿えんゆう中および士大夫家の皆これを養う
四千年の歴史を有し、それに相応する四千年の文明を有し、つほとんど欧州全土を相如あいしく大なる土地を奄有えんゆうし、四億万の人民が其処そこに棲息している処である。
三たび東方の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)
貴顕富豪宴游えんゆうむしろを開くそのためには。この東京に二とは下らぬ。普請の好み料理の手ぎわは一きわなるに。今日は祝いのむしろとて。四時過ぎころより入り来る馬車人力車は。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)
家々の棧敷さじきと飾り物、そこへ出入をする老幼男女の飲食宴遊えんゆうの楽しみが主になっているが(日本奇風俗)、それでも翌七日の朝早く
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これ彼得ペートル大帝の宿志しゅくしを成せし一端にして、爾来じらい露国は一方においては亜米利加アメリカの西北なるアラスカを占領し、他方においては亜細亜アジアの東北を掩有えんゆうし、既にその利爪りそうわが千島に及べり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
彼多年露国の域中に住し、しかして久しくその厚遇をこうむれり。しかして今や露国の密使は憧々しょうしょうとしてその都城たるカブールに往来せり。その燕遊えんゆう一日の交情にあらざるもって知るべし。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
百余年このかたは坊主一疋もいなくなり、山神形をえあるいは豺狼さいろうあるいは猨狖えんゆうとなりて行人を驚恐せしむ、故を以て、空荒くうこうげきとして僧衆なしとある。
香以は旧に依って讌遊えんゆうを事としながら、漸く自己の運命を知るに至った。「年四十露に気の附く花野かな。」山城河岸の酒席に森枳園きえんが人をしっしたと云う話も、この頃の事であったらしい。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
上智部においては「遠猷えんゆう」を説き、明智部においては「剖疑ぼうぎ」を説き、察智部においては「得情」を説き、胆智部においては「威克」を説き、術智部においては「委蛇いだ」「謬数びゅうすう」を説き
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)