“えききょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
易経100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから主人がこの文章を尊敬する唯一の理由は、道家どうけで道徳経を尊敬し、儒家じゅか易経えききょうを尊敬し、禅家ぜんけ臨済録りんざいろくを尊敬すると一般で全く分らんからである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
たとえば、儒者が易経えききょうを講ずれども、ただその論理を講ずるのみにして、卜筮ぼくぜいもてあそぶを恥ずるが如し。
物理学の要用 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
エヘン、そんならその古語、すなわちこれは『易経えききょう』に在ることばだが、「其臭如蘭」と云うこの蘭はそもそも何か。それは正に菊科植物に属する Eupatorium 属中のフジバカマよ。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)