“うんざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
運座86.4%
倦厭9.1%
運坐4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうは夕方から深川に発句ほっく運座うんざがあるので、まずお絹の病気を見舞って、それから深川へまわろうと、彼はひるさがりに屋敷をぬけ出した。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
余計よけいいてって、大声おおごえわらい、高調子たかちょうし饒舌しゃべるのであるが、かれはなしにはもう倦厭うんざりしているアンドレイ、エヒミチは、くのもなかなかに大儀たいぎで、かれると何時いつもくるりとかおかべけて
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
これほど考えて見ながら運坐うんざの句よりも悪いとは余り残念だからまた考えはじめた。この時験温器を挟んで居る事を思い出したから、出して見たが卅八度しかなかった。
句合の月 (新字新仮名) / 正岡子規(著)