“うわのり”の漢字の書き方と例文
語句割合
上乗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毛剃けぞり九右衛門のような船頭ときもに毛の生えた上乗うわのりに差配をさせて、呂宋ルソン媽港マカオのあたりまで押し出させる一方、北条の運漕までも引受け
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
たくから船へ積んで扇橋へ持ってき、猿田船やえんだぶねへ載せ、僕が上乗うわのりをして古河の船渡ふなとからあがって、人力をあつらえ、二人乗ににんのりの車へ乗せて藤岡を離れ、都賀村へ来ると
上乗うわのりとも言う。
気のきいた上乗うわのりを十人ほど奥の座敷へ呼びこみ、さっそく大炊介討取りの謀議にとりかかった。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それについ種々いろ/\話があるが、の時死骸を荷足船にたりぶね積出つみだし、深川の扇橋から猿田船やえんだぶねへ移し、上乗うわのりをして古河の船渡ふなとあがり、人力車へ乗せて佐野まで往って仕事を仕ようとすると