“うわおお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上掩33.3%
上被33.3%
上覆33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれは昨夜もおなじ上掩うわおおいを着て、鹿撃ち弾を二重めにした鉄砲を持って、夜のあけるまで見張っていたのだが、朝になって見ると新しい足跡が前の通りに残っているではないか。
新吉は部屋へ帰ると畳込みになって昼はソファの代りをする隅のベッドの上被うわおおいのアラビヤ模様の中へ仰向けにごろりと寝た。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そのかわりに木綿布の古切ふるぎれを何枚も合わせて、それを雑巾ぞうきんよりも細かく堅く刺して、麻布のかわりに上覆うわおおいに着ていると見えて、私も羽後うご由利ゆり郡の山村をあるいた時に
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)