“うよく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
羽翼69.2%
右翼30.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尾張二郡の小城から、尾濃びのう二州へ羽翼うよくをのばしたくらいでは、まだ世間は、多分に多寡たかをくくっていたであろう。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてかつては内村鑑三、堺枯川、幸徳秋水をその羽翼うよくの下に抱擁した自由人であったのである。
涙香に還れ (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
星野ほしのの一げきは、アールクラブの勝利しょうり決定的けっていてきにした。九番打者の氏原うじはらが、右翼うよくに大飛球ひきゅうをあげ、それがぎせい打になって、岩田いわたがホームインしたからである。
星野くんの二塁打 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
すぐあとから、加賀見忍剣かがみにんけん木隠龍太郎こがくれりゅうたろうのふたりが、右翼うよく左翼の力をあわせて、おのおの二十人ほどひきつれ、えいや、えいや、洞門どうもんの前へおしよせてきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)