“うちそろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
打揃100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乗物のりもの支度したくもなかつたので、私達わたくしたちはぞろ/\打揃うちそろうてそとた。そしてえんタクでもとおりかゝつたらばとおもつて、さびしいNまちとおりを、Tホテルのほうへとあるいた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
照りはせぬけれどもおだやかな花ぐもりの好い暖い日であった。三先輩は打揃うちそろって茅屋ぼうおくうてくれた。
野道 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
討入前の重大な会議のこととて、その日は安兵衛も、勘平も、小平太も打揃うちそろうて午過ぎから出かけた。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)