“乗物”の読み方と例文
旧字:乘物
読み方割合
のりもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜明けと同時に、てんおかをくだる呂宋兵衛るそんべえれつを待ちうけ、勝頼公かつよりこうのお乗物のりものを、首尾しゅびよくとるかいなかのさかい。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乗物のりもの支度したくもなかつたので、私達わたくしたちはぞろ/\打揃うちそろうてそとた。そしてえんタクでもとおりかゝつたらばとおもつて、さびしいNまちとおりを、Tホテルのほうへとあるいた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
雲の乗物のりものに暇を遣って、10040