“うすばた”の漢字の書き方と例文
語句割合
薄端100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沢崎は席に就く前に、薄端うすばた未生みしょう流らしいめ方をした葉蘭はらんけてある床の間を向いてひざまずき、掛軸の書を丹念に打ち眺めている様子であったが、幸子と雪子とはそのすきに彼の後姿へ眼をった。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)