“いなずまこぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
稲妻小僧50.0%
電小僧50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もう一人の仲間は稲妻小僧いなずまこぞうの六。三人別れ別れになってほとぼりをさまし、三年目の今年江戸に落合って、五千両をわける約束だったそうです。三州の藤太が死に際に白状したのはたったこれだけ」
今の若い女子にこれ位の自負もないのは口惜しゅう御座います。光源氏の恋人になろうと申すのと、つたない絵や音楽にだまされて、沢山の女学生や夫人までがたやす電小僧いなずまこぞうの情婦になるのとは大変な相違です。
離婚について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)