“いたたま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
居堪82.1%
居耐14.3%
居久3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうおもえばますます居堪いたまらず、ってすみからすみへとあるいてる。『そうしてからどうする、ああ到底とうてい居堪いたたまらぬ、こんなふうで一しょう!』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
その声が、おそらく大きく聞こえたので、杉戸の外にかがんでいた当の金吾は、思わず居耐いたたまらない気もちに駆られて、無意識にそこに立ち上がったのでした。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
身をふるはして彼は涙に掻昏かきくれたり。母は居久いたたまらぬまでに惑へるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)